土曜日に姉と別れた後、従妹と浅草の「神谷バー」に行ってきました。
(↑ 神谷バー近影)
神谷バーは明治13年創業で、特にリキュール「電気ブラン」が有名です。
明治13年と言えば、戊辰戦争のちょっと後って頃かな?
(↑ 神谷バーのロゴが入った灰皿)
ぼくは、大学時代にバイトでバーテンダーをしてた頃から知ってました。
お店の名前が「酒庫 電気ブラン」って名前だったから…(笑)
(↑ 電気ブラン。こんなグラスに入ってました。)
当時、電気が珍しい時代に、ハイカラなものには「電気○○」って
何でもかんでもつけてたらしいです。
で、ブランデーやらジンやらをごちゃ混ぜにしたお酒だから「電気ブラン」って名前になったらしいです。
ちなみになんでごちゃ混ぜにしたかと言うと――。
洋酒がとても貴重だった時代で、ボトルに少しだけ残ったお酒がもったいなかったから…と
バイト先のマスターから聞いたことがあります。
ま、そんなことはさておき。
というワケで、ぼくにとって「神谷バー」は憧れのお店であり、
「電気ブラン」は思い出のお酒なのです。
お店に入ると、ダイニングテーブルがたくさん並んでて、
ボーイさんから「空いているところにお座りください」と言われ、空席を探してると
遠くのほうから知らないハイカラなお爺さんが手招きして空席を教えてくれて、
座ると(もちろん相席)、目の前のオジサンがフレンドリーに話しかけてくれ、
注文方法を新設に教えてくれました。
(この一連のシステムに、とてもビックリしました。)
初めてまともに飲んだ電気ブランは、甘くてアルコール度数がかなり高めのお酒でした。
「一口天国 二杯で地獄 三杯呑んだらあの世行き」
という言葉通り、たくさん飲むとやばそうなお酒でした。
大学時代の夢がひとつ叶ってよかったです。