これはメモです。
金曜の夜、部長と話しました。
まだ決定事項じゃないけど、近日中に全てが決まります。
まず編集長の処遇について。
自分で辞職するか、他の編集部に編集部員(平社員)として残るか、部長の犬になるか。
それ以外の道はないようです。
で、ぼくの同僚二人。
最近やってる新事業を、専門とした新部署を設立してそこに配属されるか、今の部署のまま行なうか。
これについては会社側もまだ審議中です。
そして、ぼく。
新事業が切り離された場合は、今の部署の「デスク」という役職に就任して、ぼく独りで旧事業を運営。
制作業務はアウトソース。
新事業も受け持つ場合は、ぼくがデスクに就任するだけで何も変わらない。
個人的なことを言うと、要は昇進です。
もちろん給料もあがります。
ただし、これには道義的な問題、上層部の思惑と裏事情が複雑に絡み合ってるようです。
まず道義的な問題。
ぼくは編集部と面接をして入社しました。
倍率は200倍です。
当時、食うに困っていた状態のぼくを拾ってもらったっていう恩があります。
採用決定したのは会社なのですが、200人のうちからぼくたった一人を選んで決裁をとってくれたのは編集長です。
今回ぼくは編集長を、言うなれば「部長と結託して追いやっている」んです。
これほど辛いものはありません。
次に部長の思惑。
新部署を設立しても部長の管轄、自分の売上げが落ちるということはありません。
専門の部署なので、今まで以上に事業を拡大させることができます。
また、ほくが部長直下になるということは、「何でも言うことを聞く忠実な犬」を手に入れることになります。
ぼくはインターネット事業に関して、ビジョンを具現化させることを仕事にしてきたので、おそらく部長ぼくにサイトをたくさん作らせて運営させたいんでしょう。
そして裏事情。
さすがに真相はしりません。
ただ、部長が自分の都合のいいように、専務や常務の言葉を湾曲してるのはよくわかります。
多分「作業」はできると思います。
ただ、まともな引継ぎが期待できないので取引会社との契約内容を全部洗い出さないといけないし、ぼくの知らない編集長がやってた仕事についても凄く不安です。
そして、旧事業は市場が年々小さくなっています。
下げを止めることはできるかもしれないけど、上げることは不可能だと思っています。
そのことについては部長も会社の方もわかってるんですが、会社としてはそれてよしとしてくれるはずがありません。
必ず収益増を求められ、収益が上がらなければ給料も上がらない。
結果的に誰が得をし損をするか。
まず、部長は得をします。
言うことを聞かない編集長がいなくなり、下の人間を思うように使えるようになります。
編集長がいなくなることで人件費と販促管理費が大幅に削減できます。
同僚も得をします。
今まで新旧事業を掛け持ちしてたのが一本に絞られるので仕事も楽になるし、新事業は成長市場なので、継続的に昇給が望めます。
ぼくは損も得もします。
仕事量は数倍。
右肩下がりの事業を上昇させなければならないという無茶な要望を飲まなければならない。
新しい企画を常に提示して、制作・運営もしなければならない。
仕事量と責任が一気に膨れ上がるということです。
メリットとしては、一時的に給料が上がって、キャリアアップすること。
こうして書いてみると身の振り方が多少わかってきた。
まずは制作ラインの確保。
社内素材の収集と制作・更新、他社へのコンテンツの供給を行なうのにクリエイティブデザイナーを一人。
芸能事務所との交渉と経理業務全般に一人。
あとは、現行サイトを全面改修。
あとは年俸の交渉くらいかな。
最低60~80万UPは望みたい。
希望としては100万UPなんだけど。
そんなトコかな。